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SNOWSKATE NEW WORLD

 

群馬バックカントリーのエルサレム・至仏山。
尾瀬の象徴にして、積雪期では4月末から5月頭の2週間だけ開山される、特別な山。


期間限定という特別感に加え、知名度抜群な遥かな尾瀬という立地感に、セミロングな行程、

それでいてそこまでハイレベルな雪山登坂技術を要さないにも関わらず、

別世界なスケールと壮大な景色を味わえる点から、
開山時期はとてもたくさんの人で賑わい、BIG SESSIONが繰り広げられる場所。

 

自分も2011年、2012年と登り、滑り、たくさんの思い出と色々なきっかけを作ってくれた、特別な場所。
久々にチャレンジしてきました。しかも今回は、スノーボードではなくスノースケートで。

ALPINE SNOWSKATE、最高でした。

 

 

きっかけは、片品のフォトグラファーkuwaphotoからの連絡。
先日の前武尊スノスケBCをメイクしたときの自分のブログを読んで、
ぜひとも至仏山を一緒にチャレンジして欲しい、という趣旨。
正直、前武尊BCは結構やっつけられた感が強く、次のスノスケBCはもう少し滑走能力を上げてからだねー、
とかいってたんだけど、こんなBIG NAMEからご指名いただいてのチャンスなんて、
そうそうあり得ないわけで、いっきに第2回スノスケBCを実現方向にカットバック 笑

 

日本でもトップクラスに至仏山を登っている経験を持つkuwaphotoといえど、
スノスケでの至仏山BCの経験ってのは全くの初なわけで、むしろ別の山でのたった1回の経験とはいえ、
前武尊BCをスノスケでメイクした自分達の経験ってはマジで生きた情報ということで、
全員がイーブンな関係性を持ってチームをメイキング。

 

バックカントリーってのは、ガイドなりリーダーなりがいて、そこに委ねて進めていく部分ってのが、
多かれ少なかれあると思うんだけど、スノスケBCってのは、なにせ初めての行為故、情報は全く無く、
経験で導いた正解が本当に正解かどうかだってわからないし、
完全に想像と想定でやっていかなきゃいけないこともたくさんある。

 

例えば、至仏山BCの高低差700mちょっとってのは、乗り物がスキーやスノーボードなら、
TOPtoBOTTOMをいっくらゆっくりやっても1時間もあれば降りてこれる斜面だけど、
そこをスノスケだったら何分で降りてこれるの?とか。こんなん誰も知らないわけで、想像するしかない。

 

だからこそ、皆でスノーボードとスノースケートの経験をフルスペックで駆使しながら、
予測と現実をリアルタイムで補正して修正して試行錯誤しつつ、次のことを考えたり試したり感じたり。
なにしろこれが初めての感覚で、マジで全員で主体性を持ってやれている。やるしかない。

 

ガイドを頼めば何にも知らなくてもイイところまで連れて行って滑らせてもらえるホスピタリティの時代だし、
ガイドなしで自力でやるにしたって、ちょっと検索すればさくっと先人の経験をシェアできる情報共有時代。

 

そんな時代に、こうやって想像するところから入れるってこと自体が、逆に新しくて、とにかく面白い。
ちょっと言葉の表現力を超えちゃうくらい、味わったこと無いような一体感と達成感と充実感を感じれちゃう。
ファーストディセントの、冒険の醍醐味っすね。今回も最高に盛り上がった。
 

 

なだらかな樹林帯を通って、標高を上げていく。
重さと滑走性のバランスから前武尊は皆ツボ足で登ったんだけど、そこからの経験で今回はアイゼンを持参。
本格的なアイゼンから、前歯の無いアイゼンから、6本歯の軽アイゼンや、4本歯軽アイゼン+ワカン等、
色々とバリエーションをあえて広げて試して、今回の経験もまたフィードバックになること間違いなし。
 

 

 

 

 

樹林帯の最後は至仏山BCの醍醐味でもある、沢SESSION。
スノーボードでもすげー面白いだけど、コンパクトな地形ゆえに、
スノースケートならなお楽しいだろうってのは、誰の想像でも容易いわけなんだけど、想像通り。
スノスケだとチャレンジ具合がちょうどよく上がって、結構向き合っちゃう系のポイントに。
ピークハントするの止めちゃってもいいんじゃない?ってくらいはまっちゃって、最高。

 

 

 

 

 

 

がっつり1時間近くの道草になったけど、そのくらいはまるってのは予想通りで、計画には織り込み済み。
後ろ髪はがっつり引かれるけど、先へ進むことに。
なにしろここから先は森林限界を超えて、アルパインな雰囲気が一気に上がる。
スノースケートを背負って稜線をトラバースする感じとか、ごつごつの岩肌と雪とスノスケのえづらとか、
ゲレンデじゃ絶対あり得ない景色との違和感と世界初感がハンパなくって、

これだけで自己満足でクラクラしちゃいながら歩き続けたって感じ。面白かったぁ。

 

 

 

 

途中美しい斜面に吸い込まれそうになるけど、ぐっとこらえて無事にピークハント。
おそらく至仏山のピークにスノスケ背負ってくること自体が世界初だろうから、
スノースケートと山頂碑の写真は、やっぱり残したかったし。
せっかくどこでもさくっと遊べるスノスケで登ってきたってことで、
山頂のちょいとした広場のちょいとしたバンク地形でちょいとハイクアップSESSION。
スノーボードやスキーじゃ絶対やらない遊び方なんで、こうやって遊んだのも初なんじゃないかなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

いよいよドロップイン。至仏山のビッグバーンはスノーボードでもでか過ぎると感じる斜面なんで、
スノスケじゃあ完全にオーバースペックのスケール感。
斜面とは裏腹なスモールスケールで滑るわけだけど、広大な斜面と、高度感と、
なにより思ってたよりも断然よかった雪質にて、気がつかないうちに自然とスピードが上がる。
今回は無事に降りることが第一優先にて、安全第一な滑りを徹底しようと考えていたんで、
全然期待してなかったんだけど、、気持ちよかったぁ〜!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして最後は樹林帯の中に入り、自然地形と先行者達がつくり上げたバンクドスラロームコースへ。
スノーボードだとただただかったるいだけのデザートにもならない斜面なんだけど、
スノスケだと難易度最高に上がって、気を抜く隙完全ゼロな、ハッスルセクションに変身。
最後のストックスノースケートも体験が新しすぎちゃって、渡渉まで笑いっぱなし。

 

 

 

 

 

15時30分。無事にボトムまで下りてきて、フィニッシュ。
樹林帯の登りから、沢SESSION、森林限界超えてからの登り、ピークSESSION、大斜面ライディング、
そして最後の樹林帯バンクドスラロームまで、完全にやりつくして、もう食べ残し全くないっす。
至仏山BC、スノーボードでも最高に楽しい山なことは言わずもがな間違いないんだけど、

もしやスノスケの方がさらに楽しめるんじゃないか、、って思っちゃうくらいの満腹感。

 

ボトムからピークを望んで、ほんの数分前まであそこにいて、
あそこからスノースケートだけで降りてきたという事実をかみ締めると、、なんだか夢みたいで、
こりゃーどえれえことメイクしちゃったぞっていう、、
心の底から達成感がとめどなく出てきちゃって、興奮状態がいまだに続いているような状態。
久っしぶりにこの感触を味わえたぁ。イエー!

 

 

ただのしょぼいローカルゲレンデを、ビッグマウンテンリゾートに変えてくれるスノースケート。

たるたる初心者バーンを、目見開いちゃうようなぶち上げバーンに変えてくれるスノースケート。

慣れすぎて少し詰まっていた気持ちを、初心者の頃のバチバチマインドに変えてくれるスノースケート。

 

そんなスノースケートは、ただでさえ抜群な至仏山のバックカントリーを

この上ないくらいの大冒険と大興奮の滑走感に変えてくれました。もうもう、、サイコーっす。

 

至仏山スノスケBCファーストディセントで、ここまで完璧にメイクできるとは思ってなかったな。

一緒に行動してくれた親愛なる仲間達のおかげですね。

でもこれ一緒に体験しちゃうと、ずっと先まで語り草にして飲めちゃうのも間違いなしなわけで。

 

全てに感謝。ありがとうございました!またやりましょう!!

 

 





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