home blog movie life style life archive photograph vibes link contact
local mountain with local crew


もうずいぶんと前に手に入れた、ZINE「HI-LAND」。2005年発行。

和泉けんたろう君が仲間と共に雪めぐりの旅をした記録をまとめたフリーマガジンで、
そこに記されたSNOWBOARDINGは、濃厚でパッショナブルだけど、ゆるくてフリーダムな、
そんな、今もこれからも絶対的に最高なスタイルだと、確信して疑わないSNOWBOARDING STYLE。

そのTRIP記事の中で、彼らの地元長野のSHORT TRIPとして訪れられていたのが、鍋倉山。
野沢温泉や、志賀高原、白馬など、BIGなマウンテンリゾートが群雄割拠な長野の地で、
鍋倉山は、飯山の里に寄り添ってたたずむ、リゾートとは程遠い里山。

Hi-LANDを手に入れた当時はその存在を知らなかったわけだけど、
「美しいブナの森と日本の里山の原風景を感じれる素晴らしい山」というナベさんの文章に魅せられて、
いつかは行ってみたいなぁと、忘れずにポストイットしておいた山。いよいよ、行ってきました。


今回は、飯山のSOUL SHOP「Xpoint」のウエッキーと、生粋のローカルあっち君にアテンドをお願いして。
この山をアタックするなら、自力でやるのもかなりいい体験だと思うけど、
できるならば飯山のローカル達と一緒にやりたいなぁって、実はずっと思ってて。

ガイディングで生計を立てる山のプロと登るツアーってのは、もちろん安全で楽しいこと間違いないし、
自分らだけでプロダクトして登るバックカントリーも、素晴らしい達成感と経験を得れるんだけど、
それらとはまた違った意味で、ガキのころから春夏秋冬一年中、山と共に暮らしてきた生粋のローカルと
彼らの地元の山で一緒に遊ぶっていうのは、ガイドや自分達では得られない感性を得られる気がして。

こういうチャンスを快く具現化してくれたXpointクルー、最高な仲間です。感謝。


さて、鍋倉山アタック。天候は、予報に裏切られて、あいにくのreverse winter。ひんやりな曇りです。
木漏れ日から漏れる光と影の美しいコントラストを楽しみにしてたんで、結構がっくしきちゃったけど、
登っていくうちに、これはこれでよかったんじゃないかって思えてくる、神秘的な空間。

ブナの木肌は白く輝いていて、枝には季節外れに育った樹氷が葉っぱの代わりに大きく広がり、
まだまだ真っ白な山肌と、真っ白な空。美しいコントラストとは間逆の、色を失った白の世界。
薄く広がったガスが遮断して、太陽の光はゆるやかに拡散して、やさしい光で森が包まれていて。
豊かな木々で風は遮られ、冬のような景色だけど、寒くなもく、暑くもなく。心地よい。。
木を触ったり、サルノコシカケをみたり、空をみたり、樹氷を触ったり食べてみたり、ゆったりと。
こういう遊び方もいい。リフトじゃ味わえない、BCならではの楽しみ。気持ちよかったぁ。


そして登りながら、この地の生粋のローカルから聞いた、鍋倉山の話。
スキーバブル時代、この鍋倉山もゲレンデにしようという話が持ち上がったらしい。
でもこの地に住む人は、ゲレンデ化して森を伐採することで、ブナの森が持つ保水能力が失われ、
麓の地に流れる水がなくなってしまうことや、水や土が汚れてしまうことを危惧し、
ゲレンデ化することに反対して、今ある姿、鍋倉山が元の姿のまま残されたという歴史。

CO2削減のために森を守るっていうのは、それも確かにすごく大切な事なんだけど、
森の役割ってのはそれだけじゃなくて、水や土を守ること、ひいては生命を育み守ることなんだなぁ、と。
CO2削減で温暖化防止とか、いや、そもそも温暖化はCO2のせいじゃないとか、
色々言われているけど、そんな単純な、シングルイシューな話じゃないね。森の役割っていうのは。
都会で育って、都会で暮らしていると、知るきっかけさえも無いかもしれない、だけど大切な話。

この土地に住む人が、この土地をいかに大切にして、森や山を守ってきたということが、
スゲー胸に染みたし、その土地で遊ばせてもらってる僕らは、この山に何を返せばいいんだろう。
こりゃあSNOWBOARDINGを続けながら、ずっと考えていかなければいけない、大きなテーマだなぁ。。















さてさて。そんなこんな大きなテーマを考えつつも、気持ちよく登って、いよいよピーク。
こんもり広いピークには風を遮る木々がなく、さみーさみーいいながらもBEER飲みつつ
ドロップタイミングを見計らってたら、山と森の神様が応えてくれたかのごとく、ガスが晴れてきて。おぅ!
今回はガスガスの中おりるっぽいけど、気持ちよく森を歩けたからよしとするかとか思ってたんで、もう。
テンション急上昇っすよ。イエイ!!

ピークから一発目に落とした斜面は、すげーいい感じのオープンメローな沢地形、
その後はゆったりとした間隔のブナの間をゆるーくモリーランして、
途中途中に小さな沢があっては、そこをグイグイやってふぉふぉーっつて、
遊びすぎて崖を3mくらいトレインで落っこちてヒヤヒヤして 笑

なんかこう、森からイオン受けすぎちゃったのか、えらい優しい気持ちになっちゃうライディング。
気持ちイイ、山は森は自然は雪は、やっぱりサイコーに気持ちイイ。
和泉けんたろう君が言っていた通り、あらためて急斜面や面ツルのパウダー以外にも、
すばらしく気持ちの良いものがあることを感じました。

























神秘的な風景を見ながら、色んな感性と出会って、それを共有できるniceな仲間達とのSESSION。
いっときの篭りやショートキャリアな通い組では、そうそうと形成することができない、
生粋のローカル達と、その地を愛して移住し溶け込んだ者が創る、濃いぃローカルカルチャーを実感。
そんな、濃厚でパッショナブルだけど、ゆるくてフリーダムなSNOWBOARDING。サイコーでした。



Thank you iiyama local crew and local mountain!!




関連する記事
コメント
コメントする