Tanzawa many highlights vol.2
「富士山は登る山じゃなくて、見る山」って、よく言われるけど、その通りの節は多々あって、
やっぱりどこから見てもすぐにそれだとわかる端正な顔立ちはステキすぎる。
それでも、北アルプスだったり、八ヶ岳だったり、南アルプスだったり、
色んな場所から幾度と無く富士山は眺めてきたけど、正直、この日の富士山が一番スゴいかも。
なにせこの日の富士山は、とにかくクリアで、地形の凹凸まではっきり見えるし、
前日の悪天候でまさに降ったばかりの新雪は、ここからでもわかるくらい真っ白でクリーミー。
そんな距離感なのに、裾野からピークまでドカンと見えるし、邪魔な人工物も全く目に入らない。
さらに同じ視界には日本第2位の北岳も含めた南アルプスもずらーっと並んでるんだけど、
完全に舎弟みたいな存在感しかなくなっちゃって。まさに日本一の山な存在感ビシビシ。
日本人のDNAが富士山見ると安らぐようにできてるんだろうなぁ。
そうしみじみ思えちゃうくらい、とにかく夢中な感じ。あーーサイコーー。


首都圏の山で、高々1200mちょっとの山の上から、この展望。
そりゃあ人気もあるでしょう。ピークには人、人、人。。

さらにこの人気を後押ししてるだろうのが、ピークの鍋割山荘で出している、鍋焼きうどん。
この日も1時間待ちの大盛況。麓の定食屋とかより、はるかに繁盛しとります。
たしかに具たくさんで、山荘で出す料理のレベルはゆうに超えてるね。うまいっす。


そんな、大人気の鍋割山だけど、ピークで休んでる人はみんな海の方を眺めてるか、
富士山の方を眺めてるかで、誰も見てないのが丹沢の主稜線の方角。
丹沢の主峰・蛭ヶ岳が寂しくたたずんでます 笑
誰も見てないけど、塔ノ岳から丹沢山、蛭ヶ岳と続く稜線は、すごく気持ちよさそうだし、
山の中は、丹沢っていうだけあって、沢が多く入り組んでるのが見てとれて、
首都圏にあるとは思えないくらい、奥深そうなエリアだと実感。
泊まりでじっくり歩いてみるのも楽しそうだ。いつか行こう。

いい山でした。

- 2011.12.06
- TREKKING LIFE
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